初心者のためのFX講座 第2回:レバレッジとは?
前回はFXでお金を稼ぐ仕組みについて解説しました。
第2回の今回は、レバレッジというより多くのお金を稼げる仕組みについて解説いたします。
ただ、このレバレッジはよくわからずに使用すると多額の損失を被ることになるのでしっかり理解しましょう。
レバレッジとは?
前回の記事で、FXは為替の差額で儲けを出すということをお伝えしました。
その際に、大きく稼ぐためには100円じゃなくて100万円等の大きな額を購入すると書きました。
その時、こう思った方もいたのではないでしょうか?
「そんな大金準備出来ないよ!!」と・・・
そこで出てくるのが、今回のお題となっているレバレッジです。
レバレッジというのは日本語でてこの原理のことです。
てこの原理というのは、簡単に言うと小さい力で大きなものを動かせるという原理でしたよね。
FXでも同じで、小さな額で大きな額の取引が出来るということになります。
例えば、現在資金が10万円しかなかったとします。
1ドル=100円の場合、1000ドルしか買えないことになります。
しかし、レバレッジ10倍で取引をしたとすると、資金10万円の10倍までドルを購入することが可能となるため、1万ドル購入することができます。
つまり、このレバレッジを有効に利用することで、少ない金額でも大きな利益を出すことが可能となるのです!
しかし、言い換えると大きな損失を抱えるリスクがあるということにもなります。
もしレバレッジを掛けずに取引していた場合、1ドル=0円になるまで・・・つまりドルの価値が無くなるまで資産が0円になることはありませんし、マイナスになることもありません。
しかし、レバレッジ10倍で取引をしていた場合、1ドル=90円になった時点で資金が0円になってしまいます。
さらに言うと、1ドル=90円よりもさらに下がってしまった場合、資金がマイナスとなってしまう可能性もあるんです。
通常はFX会社が資金がマイナスになる前に強制ロスカットというセーフティ措置を実行してくれることになっているんですが、為替レートというのは時に値が付かずに大きく動いてしまうことがあります。
その場合、強制ロスカットがうまく働かず、資金がマイナスになってしまうことがあります。
その際は当然ではありますが、マイナスになった分を追加でFX会社に支払う必要が出てきてしまいます。(追証と呼ばれるものです)
このように、レバレッジというのは大きな利益を出せる可能性もありますが、大きな損失を出してしまう可能性があるハイリスクな制度であると言えます。
レバレッジを掛ける際には、十分リスクを考えて使用することをおススメいたします。
ちなみに、日本では現在レバレッジ25倍が最大となっています。
レバレッジを10倍に規制するという話も出ていましたが見送られたようです。
それに対し、海外FX業者の中には1000倍近いレバレッジがかけられる業者もあるようで、少ない資金でFXを始めたい方には人気があるようです。
さらに言うと、海外FXでは、上で書いたような資金がマイナスになってしまうというリスクが無い業者もあります。
ゼロカットというシステムで、どれだけ一気に値が飛んで口座がマイナスになってしまおうと、口座に入っている金額以上の損失は発生せず、追証を求められることはありません。
初心者の方は、意外と海外口座の方が向いているのかなと最近思ったりもします。
興味がある方は下の記事を読んでみてくださいね。
というわけで、FX基礎講座の第2回はレバレッジについてでした。
次回は実際に取引する際に問題となってくるスプレッドについて解説したいと思います。