初心者のためのFX講座 第3回:スプレッドとは?
初心者のためのFX講座第3回目はスプレッドについてです。
このスプレッドの概念はFXにおいてとても重要なことですので、しっかりと理解しましょう。
スプレッドを意識しよう
スプレッドというのは、端的に言うと買値と売値の差のことです。
実際の取引画像を見ながら解説します。
まずはこちらの画像をご覧ください。
これはある瞬間のアメリカドルと日本円のレートの画像です。
売りと買いと書いてある通り、左が売値で右が買値となっています。
つまり、この瞬間に売りたいと思った場合は110.073円で売りポジションを取ることが出来、買いたいと思った場合は110.076円で買いポジションを取ることが出来るということです。
当然決済についても同じです。
先ほど、売値と買値の差がスプレッドだと説明しましたので、この場合のスプレッドは0.3銭ということになります。
なんだ0.3銭かと思うかもしれませんが、通常のFX会社では発注は1lot1000通貨とか1万通貨とかが普通ですので、1000通貨であれば3円、1万通貨であれば30円ということになります。
また、このスプレッドはFX会社や取引通貨によっても異なり、スプレッドが2.0銭なんてこともあります。
その場合、新規に1lot(1万通貨)のポジションを持った瞬間に200円の損失が発生するということになります。
これって結構大きいですよね。
比較的長期間ポジションを保有し、大きく利益を狙うスイングという手法の場合はあまり気になりませんが、短期間で小さい利益を何回も稼いでいくスキャルピングという手法の場合はこのスプレッドが大きな影響を及ぼします。
なので、FX会社を選ぶ際や取引通貨を決める際には、このスプレッドをしっかりと考慮する必要があります。
ちなみに、国内FX会社で言うと、DMM FXが最もスプレッドが狭いと思われます。
私も利用していますが、ドル円なら0.3銭、ユーロ円で0.5銭となっています。
20万円のキャッシュバックキャンペーンなども実施していてお得ですので、良かったら使ってみてください。
また、取引通貨で見ると、国内FX会社ではやはりドル円が最もスプレッドが狭いです。
ついでユーロ円でしょうか。
マイナーな通貨になるほどスプレッドが広がっていきます。
これは参加者が少ない通貨は値動きが激しくなってしまうためです。
この辺についてもそのうち解説したいと思いますのでしばらくお待ちください。
というわけで、初めのうちはスプレッドの狭いドル円で取引することをおススメします。
ドル円は参加者が多いため情報も手に入れやすく、初めて触る通貨としては最適だと思います。
さて、今回はスプレッドについて解説しましたが、次回はスワップポイントというものについて解説したいと思います。